エビアレルギーの原因や症状。改善方法と注意したい5つのコト

エビは高たんぱく・低脂質な食材として優秀ですが、エビアレルギーをお持ちの方が身近にいたり、食品のアレルギー表示欄にエビも含まれているといった理由から、気になってしまう人も多いと思います。

今回は、エビアレルギーについて、アレルギーの原因や注意したい5つのこと、症状と発症した際の対処方法についてご紹介します。

エビアレルギーの原因は何?

エビアレルギーの原因となる物質は「トロポミオシン」と言われるたんぱく質の一種です。このトロポミオシンは、熱にも強く、残念ながら加熱してもアレルギーの発症率を下げることはできません。

また、ハウスダストの一種であるダニもトロポミオシンに近いたんぱく質を持っています。そのため、ダニアレルギーを持っている場合、エビアレルギーを発症する可能性が高いと考えられます。

日本人の何%がエビアレルギーになるの?

日本では、成人の1.5~3%が一生のうちに何らかのアレルギーを発症すると言われています。

そのうち、エビやカニなどの甲殻類アレルギーは、全食物アレルギーの6%程度と言われています。約1,000人に1人がエビやカニアレルギーを発症する計算になりますね。

甲殻類アレルギーは認知率が高く、乳幼児期では避けられる傾向があるため、あまり多くはありません。3~4歳以降から段々と増え、成人後に突然発症することもあります。

注意したいポイントは、5つ!

食品アレルギーの発症率を高めてしまうポイントは5つです。

好き嫌いが多く、同じ物を毎日食べ続ける
② 便秘がち
③ すでに別のアレルギーを持っている
④ストレスや疲れをためやすい
⑤ 食後すぐに運動したり、走ったりする

心身の疲れや、消化器系の不調が引き金になるケースが多く、衛生的・健康的な生活を送ることでアレルギー発症率は下げることができます。コントロールが難しいポイントも含まれていますが、なるべく意識して行動してみましょう。

エビアレルギーってどんな症状が出るの?

エビアレルギーは、食物アレルギーの中でも比較的食べてすぐに症状が出ると言われており、摂取後すぐ~1時間程度で表れることが多いのが特徴です。このため、他のアレルギーに比べると簡単に原因を特定することができます。

症状は、手や口などのエビが触れた部分のかゆみや発疹、全身あるいは体の一部に出る発疹胃腸の不快感、吐き気や下痢などです。

さらに、重症化すると喘息や呼吸困難、ショック症状(いわゆるアナフィラキシーショック)などの危険もあります。万が一、呼吸のしにくさなど感じたら、すぐに病院へ行きましょう。

もしエビアレルギーを発症したらどうすればいい?

エビアレルギーは、一度発症するとアレルギー体質が治る可能性が低いことで知られています。そのため、もし発症した場合できるだけ症状が出ないように予防し、症状が出た場合も対症療法をとる必要があります。

① エビを食べないようにする

一見当たり前のように見えますが、エビが入っている食べ物は意外に多くあります。

例えば、エビが具の一部として使われているピラフやグラタン、練り物やだし汁などの加工食品などです。他にも、エビを加工している工場の同一製造ラインで作られた食品や、ちりめんじゃこや貝類などの海産物は、小エビが紛れ込んでいる場合がありますので要注意です。

エビを含んでいる、もしくは含む可能性がある食品の情報は、各食品の裏面などに掲載されている「食品表示」「アレルギー表示」の中、あるいはパッケージ上に記載されています。これらを参考に、エビに関する情報を確認しましょう。

② エビ以外のアレルゲンにも注意する

エビアレルギーの方は、「カニ」や「魚介類」にもアレルギーの反応が出る場合があります。普段、少量のカニや魚介類を食べる分にはさほど心配はいりませんが、疲れていたりストレスが溜まっているときや、食後数時間のうちに激しい運動をする予定がある場合は、これらの食材についても避けたほうが良いでしょう。

③ 家の中を清潔にする

エビアレルギーの人は、ダニにもアレルギー反応が出る場合があります。

布団やソファ、カーペットなどからダニやダニの死骸を排除することが重要です。こまめに掃除機をかけたり、部屋の空気の入れ替え、寝具は太陽の光を当てて干すことを習慣にしましょう。

④ もしアレルギーが出た場合は薬を使う

注意をしていても、どうしてもエビの入った食品に触ってしまったり、口にしてしまったりすることがあります。

エビアレルギーの人は、あらかじめ医療機関を受診し、薬をもらっておくと安心です。湿疹やじんましん等に対しては抗ヒスタミン剤などの飲み薬を処方してもらうことが多く、アナフィラキシーショックの症状は、体調や状況に応じて必ず医師に相談して準備をしておくことが大切です。

エビアレルギーになる可能性を事前に知ることはできる?

病院で行っているアレルギー検査を受けることで自分がどのようなアレルギーを持っているかの特定ができます。

発症を防ぐためにも、心配な人や他のアレルギーをお持ちの人は、あらかじめ検査を受けておくことをおすすめします。アレルギー検査を受けると、数十種類のアレルゲンに対する反応の有無を確認することができるので、食生活や生活習慣を有効に見直すことができますね。

まとめ

エビは食べやすく親しみやすい食べ物ですが、アレルギーを持っている方にとっては注意が必要です。エビをはじめとした食品アレルギーは、自分本人だけでなく周囲の方々の協力もあって対応できるものです。

アレルギー症状の強い人は、自分だけで悩まずに、職場や家庭、学校など周囲の人に説明し、理解してもらえるようにしましょう!

文:源~gen~(Instagram